【CS2】信号機を使って列車を走らせる(mfx信号機使用)

以下の記事では、mfx信号機を使用しています。
mfx信号機が発売される以前の、手動アドレス設定式のデジタル信号機をお使いの方は、設定方法や設置方法については、下記のページをご覧ください。

信号機を使って列車を走らせる

列車を走らせます。
信号機を赤に切り替えると、次に信号機を通過しようとした際に、列車はそこで自動的に止まります。

信号機を青に切り替えます。
止まっていた列車は「元の速度で」走り出します。

メモリーでは『この列車の』速度を変える、止めるという列車ごとの指定が必要でしたが、信号機では列車を指定しなくても、そこを通過する全ての列車を必ず止めたり、再走行させたりすることができます。
特定の列車の動きを変えたいのならメモリーですが、駅ですべての列車に対して停車・通過の指示を出したいのであれば、信号機が圧倒的に便利です。

ブレーキモジュールの追加でなめらか停車に

ただ、今の止まり方はちょっと急停車ですよね。
普通に滑らかに停車させるには、mfx信号機にさらにブレーキモジュールを追加します。
信号機だけでは、絶縁区間への給電を単純に止めるだけですので、列車はSTOPボタンを押した時と同様に、電気が切れて急激に停車してしまいます。
ブレーキモジュールを追加で組み込むと、列車は減速遅延で設定されている速度で減速してなめらかに停車します。

ブレーキモジュールを組み込んだ場合には、1つだった絶縁区間の部分が、過渡区間、ブレーキ区間、ストップ区間3区間に分割されます。
メルクリンのデコーダーは、線路に流れている交流の電気が直流に切り替わると、自動的になめらかに停車するように機能が組み込まれています。ブレーキモジュールのブレーキ区間には直流の電気が流れていますので、列車はなめらかに停車するだけでなく、ライトやサウンドも鳴り続けます。
ただし、赤信号になっている間は、これらの状態をコントロールすることは出来ません。

過渡区間は、電気を交流から直流に変更するための切り替え区間です。
この区間の長さは、一番長いシューを持っている列車のシューの長さ分だけ必要です。あまり長くすると動きがぎくしゃくするので、一般的には直線94mm分がベストです。
シューの長さ分だけで電気の特性を変更できることは、メルクリンの大きなメリットのひとつです。
2線式の場合には、電気的に同じことをしようとしても、集電方式の違いで全車両の車輪から集電していたりするような列車が存在するため、この方式は採用できません。

ストップ区間は、ブレーキ区間で万が一停車できなかった時の、緊急停止区間です。
通常はストップ区間に入らずに、その手前のブレーキ区間で停車することが正常な動作になります。

ブレーキモジュールを追加した場合には、下図のように配線します。
かなり大変な配線になりますので、正直なところお座敷レイアウトの場合には純正のこのやり方では非現実的です。固定レイアウト専用になってしまうと思います。

HRS製信号機付きブレーキモジュール

純正のブレーキモジュールはあまりにも大変なので、風のおひるねでは『HRS製ブレーキモジュール付き信号機』を利用しています。
これはメルクリンストア大阪HRSさんが自社で製作されている製品で、受注生産のため、HRSでMSやCSを購入している人でなければ購入出来ないという制限があります。量産できないため、納期もかかります。
ただ、大変画期的で便利な製品ですので、HRSさんを利用されている方ならば、考慮の価値があると思います。

HRS製ブレーキモジュール付き信号機は、上のとても面倒な配線が1枚の基板に集約されていて、さらに信号機も付いているというオールインワン信号機です。
写真のように非常にシンプルです。

信号機が付いているレールがストップ区間、短いレールが過渡区間になっていますので、あとは真ん中のブレーキ区間を、レイアウトに合わせて好みの長さで繋ぐだけです。
配線はまったく不要で、このままCトラックに繋げるだけで機能します。
アドレスの設定も信号機の裏の基板にスイッチが付いていますので、それを押すと信号機が点滅します。その間にキーボードのスイッチを押すだけ完了します。
一度でも純正の配線をしたことがある人からすると、あまりに簡単になっているので本当にびっくりします。

現状では、お座敷レイアウトでブレーキモジュールを使用する場合には、その区間だけあらかじめ板か何かで組んでしまっておくか、HRS製ブレーキモジュール付き信号機を使用するのが良いと思います。
ただし、HRS製ブレーキモジュール付き信号機は純正品ではありませんので、自己責任での使用になります。私のレイアウトでは問題が起きたことはありませんが、負荷とかどの程度耐えられるのかは未知数です。
また、最近では、引き込み線の終端タイプも注文できるみたいです。

信号機を使った自動運転

センサーと信号機を使って交互運転を行ってみましょう。

待避線の部分を図のようにレイアウトを組んで、メモリー等を設定します。

メモリーの設定

・センサーで1番がオンになったら、信号機Aを赤にする。

・センサーで1番がオフになったら、ポイントを相手側の待避線に切り替えて、信号機Bを青にする。

・センサーで2番がオンになったら、信号機Bを赤にする。

・センサーで2番がオフになったら、ポイントを相手側の待避線に切り替えて、信号機Aを青にする。

※反対向きに走る場合にはポイントは切り替えなくても良いですが、一応、組み込んでみましょう。発車のタイミングもDelay時間で設定してみましょう。

センサーがオンになった時=待避線に列車が入ってきた時ですから、その待避線で停車できるように、自分の進路の信号機を赤にします。

次にセンサーがオフになるのは、編成の最後尾がコンタクト区間を抜けた時=編成全体が待避線の中に収まった時ですから、このタイミングで相手側の待避線の信号を青にして列車を走らせても問題なくなるというわけです。

前回のメモリーの時の自動運転と違う点は、進入時に自分の進路の信号機を赤にしているので、編成全体の長さが待避線よりも長い場合には、センサーがオフになることがないため、そこで自動運転は止まってしまい衝突事故にはならないという点です。
長い編成の先の方が信号機で止まっていて、後ろがポイント部分にかかっているといつまで経ってもコンタクトはオフにならないので、隣の線の列車は発車しません。そのため、衝突は回避できることになります。

どうでしょうか。上手く走らせることができましたか?

信号機とメモリーを上手に使い分けて、楽しいレイアウトを目指してください。