デジタル鉄道模型ならではの遊び方
風のおひるね鉄道王国では、デジタル鉄道模型ならではの走らせ方・遊び方を紹介することをコンセプトにしています。
鉄道模型には非常に多くの種類があります。
その中でデジタル鉄道模型を選択することの意味とはなんでしょうか。
Nゲージではなく、メルクリン・デジタルHOを選択する理由はなんでしょうか。
日本では多くの人が感じている鉄道模型のイメージというのは、コントローラーのノブを回して列車を走らせることではないかと思います。いわば運転士さんごっこです。
そのため、デジタルであっても、アナログと同じようにコントローラーのノブを回して列車を走らせる遊び方をしている方が非常に多いです。
デジタルとは、アナログに比べてサウンドやライトをより細かくコントロールできるものだと思っている方も多いと思います。
確かにそういう遊び方もあります。
しかし、それはデジタル鉄道模型で出来ることのほんの一部でしかなく、もっと言ってしまうと、その遊び方をするだけならば、デジタル鉄道模型でなくてはならない理由は何もありません。
Nゲージや他のアナログ鉄道模型でも同じことが出来るからです。
せっかくわざわざメルクリンやDCCを買った、またはすでに所有しているのであれば、デジタルにしかできない遊び方にも挑戦してもらえたらいいなと思っています。
デジタルにしか出来ない遊び方とは、
・多彩なセンサーやメモリーを組み合わせて、列車のファンクションと連動させることで、列車に様々なアクションや複雑な動作をさせて遊ぶこと。
・多数の列車をレイアウト上で、いろいろな動きをさせながら走らせること。
・列車だけでなく、サウンドや照明など、レイアウト上の様々な要素を統合してコントロールできること。
などです。
言い換えると、「運転士さんごっこ」だけでなく、それ以外に追加されている部分です。
運転士さんごっこに対する言葉を作るとするならば、「運転司令室ごっこ」のような感じです。
このことに最初は違和感を覚える方も多いと思います。
鉄道模型って運転士さんごっこをすることではないの?
その違和感の一番の原因は、そういう鉄道模型を見たことがないからだと思います。見たことがないものは、想像も出来ませんし、本当にそれが面白いのかどうかも判断できないです。
現実問題として、デジタル鉄道模型の機能を活かしたレイアウトの実物を、現在の日本で見ることができる場所は非常に限られています。
なぜなら、日本にはデジタル鉄道模型を総合的に扱うメーカーは全く存在しないからです。
一方でヨーロッパでは、デジタル鉄道模型はごく当たり前で、普通に存在していて、たくさんの人に遊ばれています。
メルクリンでなくても、Nゲージでも、DCCでも、ヨーロッパには、線路、車両、コントローラーのすべてを販売するメーカーがあり、「スターターセット」として、単に箱を買ってきて、説明書通りにつなげるだけで、デジタル鉄道模型が簡単に遊べるのです。
そこが日本とは、大きく環境が異なる点です。
日本は鉄道模型においては、欧州に遅れているのではなく、まだない、存在しないのです。
だから、日本でデジタル鉄道模型のことを調べると、すぐに改造や電子工作などが必要になり、難しい知識も調べたりと、非常にハードルが高いもののように思われています。
現実は、そうではありません。他の製品と同じく、単なる鉄道のおもちゃです。
ですので、まずはリアルなデジタル鉄道模型を見てほしい、実際に遊んで試してみてほしいという思いが、風のおひるねデジタル鉄道王国にはあります。
試してみるのは購入しなくてはできませんが、見ることはこのサイトやSNSで無料でできます。
例えば、メルクリンショップHRSさんや、木のおもちゃがりとんさんといったお店(どちらも 私の友人がやっているお店です)に行けば、いつでもメルクリンのレイアウトを走っている列車を実際に見ることが出来ます。
デジタル鉄道模型を始める前に、まずそういうレイアウトを見てみると、大変参考になるのではないかと思います。
メルクリンではアナログの時代から、パソコンなどの特別な機器を使わなくても、メーカー純正の機器を組み合わせるだけで、自動運転でたくさんの列車を走らせることはできていました。
それを現代のデジタル技術で遊ぶと、もっと機器の数が少なくて済み、運転は多彩で複雑なことができるようになります。
本物の鉄道の仕組みも勉強できる
また、デジタル鉄道模型を知ることは、本物の鉄道の仕組みや、運転司令(列車のコントロールの仕組み)を知ることにもなります。
自動運転アプリなどでは、鉄道(自分のレイアウト)の列車の種別や運行形態を考え、それに合った閉塞制御を設計し、信号制御を導入し、ダイヤグラムの構成を考えるといった、鉄道会社の構築要素も必要になってくる部分があります。
『模型』とは、単に列車の形や運転席だけを模することだけではありません。
デジタル鉄道模型なら、鉄道システム(これも型の1つ)の全体、そして、街並みや物流の流れを創造するといった、鉄道が関わるすべてを『真似っこ』して遊ぶことが出来るのです。
それは鉄道ファンならとても楽しい時間ですし、鉄道に興味がない人でも、社会と鉄道の関りを体験できる素晴らしい知的玩具であることは、間違いないと思います。
私が実際に遊んだことを紹介しています
内容は、すべて私が実際にあそんだことを紹介しています。
単なる宣伝やスペック紹介といった記事はありません。
実際に、遊んで、やってみて、こうなったよということしか掲載しませんので、私が出来ない、または、やっていないことは、このサイトにはありません。
第3世代とは?
「風のおひるね」は個人WEBサイトです。
インターネットの黎明期から運営しており、30年以上の長い歴史があります。
フリー写真素材や日記など、時期によって様々なコンテンツで構成されてきました。
デジタル鉄道模型については、途中から追加されたコンテンツです。
その「デジタル鉄道模型」の中では、第3番目の世代に該当するコンテンツが、現在のサイトとなります。
第1世代
私がメルクリンを始めた時に新規に開設しました。
メルクリンは日本国内にユーザーが極めて少なく、情報もほとんどなく、当時の私はめちゃくちゃ困っていたため、『そうだ。ネットでWEBサイトを作れば友達が見つかるかもしれない』と考えました。
結果的にこの試みは大成功し、多くのメルクリンユーザーと知り合うことができ、長いお付き合いになる友達もたくさんできました。
また海外通販の利用方法を紹介したことで、一気に認知されるきっかけとなりました。
今では、このサイトで知り合った友達が、国内にメルクリンストア開店し、営業していますので、第1世代はその使命を終えました。
第2世代
おそらく多くの方が認知されている世代です。
CS2を購入して、大型のレイアウトを作り、自動運転についての経験をまとめた内容でした。
CS2と自動運転の紹介には、一定の役割を果たせたと感じています。
すべてフルスクラッチでしたので、コンテンツ量が多くなり、管理が大変になったことと、CS3が発売されたために、新旧の情報が錯綜し見にくくなったこと、時代的にWEBからSNSへとシフトしたことによって、その使命を終えました。
第3世代(このサイト)
現在は、第3世代です。
第2世代のWEBを閉じたことで、CS2のユーザーが過去のコンテンツを見られないという問題が発生しました。
私自身も、CS3に世代交代すればいいだろうと思っていましたが、現実的にはそうでもありませんでした。
CS3はフルモデルチェンジで、CS2とは運転性能には互換性があるものの、機能的に完全に互換していないことから、過去のコンテンツを復活させる必要性が出てきました。
また、メルクリン社としても、過去のコンテンツに関する説明がないため、歴史的な内容や過去の操作を残しておくことも、メルクリンの運転への理解の助けになることに気が付きました。
このため、第2世代のコンテンツを復旧したうえで、新しいコンテンツを追加し、検索性能を高め、SNSとのブリッジ、サポートを目的として、再構築しました。
閲覧環境について
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