【CS2】待避線での交互発車(旧型S88使用)

次は、センサーとメモリーを連動させて、待避線での交互発車に挑戦してみましょう。
待避線部分のレイアウトとセンサーは図のように設置してください。

メモリーの設定

今回はメモリー機能に対して、センサーの設定を行います。
メモリー機能でセンサーの設定を行うには、スパナアイコンをタッチして編集モードに入り、センサーの動きを登録するルートスロットにタッチします。

ルートスロットの一番下に、S88のポート番号を記載する枠があります。
ここにこのルートが作動する場合のセンサーの状態を登録します。

リストからS88のポート番号を選択します。
S88モジュールはひとつだけでなく、複数個連続して繋いでセンサーのポート数を増やすことが出来るのですが、今はひとつしかないのでM:1 C:1がポート番号1に該当します。

横の鍵型の矢印がついたアイコンは、センサーがオンになった時に作動するのか、オフになった時に作動するのかの選択です。
下から上に矢印が向いているアイコンにセットした時、このルートは、S88のポートがオフからオンになった時(=通電した時)に作動します。
上から下に矢印が向いているアイコンにセットした時、このルートは、S88のポートがオンからオフになった時(=通電が切れた時)に作動します。

気をつけなければならないのは、このアイコンは電気が変化しないと検出できないという点です。
電気が流れ続けていてオンになりっぱなしの状態の時には、ルートは最初にオンになった時に1回だけ実行されます。
例えば、センサーの区間に列車が走ってきたとします。センサーレールに進入すると、センサーはオフからオンになってルートは実行されますが、その後、センサー区間上に列車が留まり続けた場合には、センサーはオンになりっぱなしなので、列車がセンサー区間外に移動して、一度センサーがオフにならないと、もう一度このルートを実行することはできないということになります。

ここでは「オフになった時」を指定するので、矢印をタッチして下向きに切り替えてください。

今回の例では使用しませんが「…」アイコンをクリックすると、さらに詳細な条件として、S88の他のポートの状態を指定することが出来ます。
1番と2番がオンになっていて、かつ、3番がオンになった時にだけ、このルートを実行するというような条件が設定できるのです。

例えば、駅に進入する時に、1番線が空いていたら1番線に入り、1番線に他の列車が止まっていたら2番線に入り、1番線も2番線も列車が止まっていたら、手前の信号機を赤にして停車させる、といったようなことができるようになります。

条件を設定したら、次は操作です。
列車のコントロールで走らせも良いのですが、すでにメモリーには列車を走らせるルートを作っていると思いますから、それを利用しましょう。
ルートの編集画面で、他のルートにタッチすると、ルートの中で別のルートを呼び出すことが出来ます。

ただし、よく考えて使わないと、相反する命令を実行するルートや、同じ命令を永遠に繰り返してしまうようなルートを呼び出してしまうとうまく動作しません。
特に永遠に繰り返しになるようなルートの場合には、最悪CS2がフリーズすることもありますので、十分注意してください。
一応、同一ルートの中で相反する命令(同じポイントを分岐にしてから、また直線に戻すような命令)を行った場合には、警告が表示されます。
それでも警告を無視して登録することも出来てしまうので、よくわからない人は、一度メモ用紙などに命令を書いて整理してから入力するようにすると良いでしょう。

それでは、このルートの条件である「1番のセンサーがオフになった時」に実行したい命令は、「798列車を停車させて、BR64を発車させる」ですから、「Stop 798」をタッチしてから「Go BR64」をタッチして登録します。

同様に、別のルートに、「2番のセンサーがオフになった時に、Stop Br64を実行して、Go 798を実行する」を登録してください。

ルートをメモリーに登録して設定は完了です。

メモリーを有効化する

メモリーの場合には、ただ設定しただけでは動作しません。
センサーによる作動を許可するには、ルートスロットの各行(A、B、Cという横一行のグループ)の横にある、手のマークのアイコンをタッチして「機関車と手のひらのマーク」に変えます。
これで、その横の一行のルートスロット全てに対して、センサーによる自動発動が有効になります。
センサー自動発動の有効/無効は、ルートスロット1行単位でしか指定できません。ですので、ある関連した操作を設定したルートスロットは横方向に並べて、互いに相反する操作を設定したルートスロットは縦方向に並べるように登録してください。

これで、現在以降、センサーが反応すると、C行のに書かれているメモリーは条件が一致すれば、自動的に実行されるようになりました。
手でセンサーを触ったりして暴発させないように注意してください。

最も注意が必要なのは、センサーについては、STOPで緊急停止中でも入力は有効であるという点です。
つまりSTOPしている間に、センサーの上に乗っている列車を取り外したりすると、センサーはオフになったということを記憶しています。そして、STOPを解除したタイミングで一気にまとめて実行します。
STOPで止めたら、一度手のひらマークに戻して、自動実行を解除しておいた方が良いでしょう。

走らせてみる

レイアウト図のデジタルスターターセットのレイアウトに、センサーを追加しておきます。

駅の位置(センサーにかからないように)に列車を置きます。
列車の進行方向に注意してください。逆向きに走り出すと正しく動きません。

どちらの列車からでも構いませんが、ルートにタッチして走らせてみましょう。

いかがでしょうか。
片方の列車が1周して戻ってくると、交替してもう片方の列車が走り出すと思います。

うーん、走り出すタイミングがいまいちですか。
そんな時は、ルートの命令を編集して、停車と発車の間に、遅延時間を設定します。

5秒程度遅延を入れてみましょうか。
どうでしょうか。うまくいきましたか。

レイアウトを走らせながら、遅延時間、列車の加減速遅延、走行速度などを調整して、自分の思った通りに走るように調整しましょう。

交互運転は止めるまでずっと自動で走り続けます。
もう2台の列車を完全自動で運転できるようになりましたね。

同じ向きに交互に走らせる

センサーの位置と設定を変えれば、2列車とも同じ向きに走らせることも出来ます。
この場合には、ポイントの切り替えもしなくてはなりません(分岐方向に対して列車が進入することになるため)。

もうかなり設定には慣れてきたと思いますから、ここから応用として、画面ひとつずつ設定を掲載するのはやめます。
設定方法を書きますのでチャレンジしてみてください。

図のようにセンサーを設置します。
センサー1がオフになったら、メモリーで列車Aを止めて、ポイントを切り替え、列車Bを発車させます。
センサー2がオフになったら、メモリーで列車Bを止めて、ポイントを切り替え、列車Aを発車させます。

センサーの検知タイミング

今回の例でのコツは、センサーが「オフになった時に」メモリー機能を作動させているという点です。
どうしてオンの時ではなく、オフの時なのでしょうか。

それは、もしオンの時に作動させてしまうと、列車の編成全体の長さがわからないため、まだポイント上に編成後部が残っている状態でポイントが切り替わってしまうかもしれないからです。
オフにしておけば、編成の最後尾が抜け切った時に初めてメモリーが作動しますので、ポイント上に列車がかかっていることはありません。

ただし、この仕組みでは、実は待避線の長さよりも長い編成を走らせてしまうと、事故が発生します。
これを防ぐには信号機を使用します。