【CS2】センサーの動作確認と感度調整(旧型S88[60880])

このページでは、旧型S88(型番60880)を使った設定を説明しています。
非常にややこしいのですが、S88には同じ名前ですが、新型機器である「S88フィードバックデコーダー(型番60881)」という製品が存在しています。
S88は新製品と旧製品で名前は同じですが、機能が違います!!

新製品のS88、L88を使用している人は、下のページを見てください。

センサーの動作確認

これでセンサーの設置は完了ですが、動作の確認をします。
CS2のレイアウト図を開いてセンサーを設置します。
まずは図のように単純な形にレールを敷いて、レイアウト図を描いてください。

手前の直線区間を駅だと想定して、この部分にセンサーアイコンを配置しましょう。
パーツから直線センサーをタッチして、駅の部分に配置します。

センサーの設定ダイアログが表示されるので、センサーの端子番号1番を設定します。
ポート番号の上の「Mod:1 Cont:1」はモジュール1のコンタクト(端子)1という意味です。
S88モジュールは何個も追加で繋いで接続することができます。1個につき端子は16個ありますので、17個以上センサーが必要な場合には2個目のS88を接続します。
端子番号が17以上になると「Mod:2 Cont:1」という風に表記が変わり、どのポートに接続したセンサーかがわかりやすくなっているのです。

他の部分は今回は変更しなくて大丈夫なので、このまま登録します。
下にある設定では、S88が繋がっているCS2を指定したり、mfx+の運転画面で使用する補給所の設定が出来ます。

レールに何か車両を乗せます。動力車でなくて構いません。貨車か何か1両あれば十分です。
手で車両を動かして、センサー区間の上に移動させます。
その状態で、CS2の画面を確認してください。
センサーアイコンが黄色く点灯すれば問題ありません。
続いて、センサー区間から車両を移動させて外します。
センサーアイコンが白に戻ればOKです。

車両が乗っている時に黄色、外したら白と、点灯が変わることを確認してください。

もし、変わらない場合や黄色になりっぱなしの時には、S88モジュールのT端子とCS2のフィーダーの茶線を接続します。
下の図のように配線してください。

少々面倒ですが、これはCS2の製品によってどちらに反応するのかわからないため、初回は実際にやって確認してみる必要があります。
ただし、茶色線がなくて動く場合には常になくて動作し、あって動作する場合には常に接続している必要があるので、初回1回だけ確認すれば、後は常に同じ方式で接続すればOKです。
つまり、持っているCS2によって、茶線が必要な場合と不要な場合の2パータンがあるということです。

どちらかの接続状態で正しく認識できたら、次のステップに進みます。

センサー感度の調整

センサーを設置しても反応の仕方に問題がある場合には、センサーの感度を調整します。
例えば、コンタクト区間に車両を乗せた時に、センサーが何回もカチカチカチとオンオフを繰り返してしまうようなケースでは、調整が必要な場合があります。

センサーの感度は、センサー自体の感度を調整するのではなく、S88モジュールの感度で調整します。

setupタブを開いて、スパナマークで設定モードにして何ページかめくって、S88画面にします。

S88 IntervalとS88 Interval Queryの2つの数値で調整できるようになっていますが、実際に使用するのは下の「S88 Interval Query」の方です。

S88 IntervalはS88モジュールがどれだけの間隔でセンシングするかという数値です。
対して、S88 Interval Queryの方はセンシングした結果にどれだけの感度で反応するかという数値です。
わかりにくいですね。

恐竜のしっぽで考えてみましょうか。
S88 Intervalは、しっぽの神経の過敏さそのものです。
S88 Interval Queryは、しっぽが踏んづけられた時に、脳がどれくらいの感度で感じるかという感覚です。

恐竜がしっぽを踏まれた時に、神経は『踏まれた!』と信号を発するわけですが、どの程度長く踏まれていたら実際に恐竜が怒り出すかは感度によります。
あんまり感度が良いと、トカゲがしっぽの上を走り抜けた程度でも『踏まれた!』と感じてしまい、その度にいちいちしっぽの方を見ていたら大変です。
かといってあんまり感度が悪いと、他の恐竜にしっぽを踏んづけられたままでも気がつかなくて、そのまま歩き出したらしっぽが挟まっていて転んでしまうことになります。

センサーの場合には感度が良すぎると、ちょっとした車輪の揺れ具合や汚れにも即反応してしまい、短時間に何回もオンオフを繰り返すことになります。
反対に感度が悪すぎると、列車が通過してもなかなか反応しなくてタイミングがずれてしまいます。

そこで、まずは初期値(330μs、150ms)でテストしてみて、問題がある場合だけ調整します。
問題が発生する理由のほとんどは、センサーが過敏に反応しすぎるということだと思いますので、複数回反応してしまう場合には「S88 Interval Query」の数値を長くします。
だいたい「220ms~470ms」くらいで複数回の反応は止まるのではないかと思います。

私のレイアウトでは「470ms」に設定してあります。これは約0.5秒という感度です。恐竜が0.5秒以上しっぽを踏まれていたら『おい、踏んでるぞ!』と怒るという意味です。
つまり実際にセンサーが反応した時に、0.5秒以下のオンオフは無視して1回の反応とみなす、という設定になります。
車体の揺れやレールの状況などで、瞬間的に0.2秒間接触して、0.3秒間離れていて、その後また0.2秒間接触したような場合でも、1回のオンと考えるということです。

逆に言うと、最大で列車が通過してから0.5秒後にしか反応できない(その分列車の実位置はずれる)という設定です。
ずれの分はあらかじめ考慮してセンサーの配置やメモリーのディレイを設定する必要があります。